令和7年 新年のご挨拶

謹んで、新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は全国柔道整復師統合協議会の活動にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

昨年の元日に石川県能登地方を震源とする大きな地震が発生し、一年が経過いたしました。本格的な復興まではまだ遠く、9月の豪雨によりさらに多大なる被害が発生し、大変多くの方々が被災されました。お亡くなりになられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。

令和6年の柔道整復師の業界は、「協調と共創」の年でありました。
公益社団法人日本柔道整復師会と共に柔道整復療養費のオンライン請求導入に向けて議論し、オンライン資格確認の導入加速化に努め、国民のマイナ保険証の利用促進に寄与し、そして、京都市武道センターに設置された日本の文化である「柔道整復」を未来に繋ぐことを記念するモニュメントには、多くの個人契約の請求代行団体及び柔道整復師が協力させていただきました。

国民の皆様にとりましては協定も契約もなく、同じ国家資格を持つ柔道整復師が施術を行う接骨院・整骨院であります。運動器系疾患のスペシャリストであり、国民医療の一翼を担わせていただくすべての柔道整復師の皆様と共に、「国民の健康寿命の延伸」という社会課題に取り組むことが、私たちの使命であると考えております。

令和7年もすべての柔道整復師の社会的地位向上、未来の柔道整復師の育成、そして日本古来の徒手整復の将来への継承等の様々な課題について、公益社団法人日本柔道整復師会をはじめ、同じ業界団体、開業されている柔道整復師、大学や養成施設などの関係者の皆様と一丸となって、本年も全力で邁進いたします。

結びになりますが、皆様の益々のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げまして、年頭にあたりましてのご挨拶とさせていただきます。